25年の足跡②
昨年の大掃除の際には、こんなものも出てきました。
オンブズマン活動に欠かせないのが証拠探しです。膨大な資料に目を通し、法律的に逸脱した無駄や不正を見つけます。
火のない所に煙は立ちませんから、煙が出ている以上、そこには必ず火種があります。しかし、それを見つけるのは容易なことではりません。
おびただしい付箋からオンブズマンの当時の凄まじいほどの努力が伝わってきます。
市民が「煙が出ているので火種を消してください」と言って、政治家や役人が「わかりました。申し訳ありませんでした。すぐに火種を探して、元から絶ちます」と言ってさえくれれば、それで済むことなのですが、政治家や役人は、決して、自分たちの非を認めようとも、確認しようともしません。
ですから、市民側が、証拠を見つけ、具体的に指摘するより方法がありません。膨大な資料をチェックし、事実に基づき、問題点を具体的に指摘します。指摘された問題点をまず確認する。これ自体が、そもそもお役人自身の仕事ではないかと思うのですが・・・。
給料ともらっている政治家や役人がせずに、市民にさせる。なんとも思わないでしょうか。思うような人だったら、そもそも不正しませんよね。だから、市民による監視が必要なんです。